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// GROUP TO THINK ABOUT TODAY'S ISSUES //
学問の自由と外国籍教員を守る声明
有志(呼びかけ人+賛同者

2014

0627

 広島大学の教養教育におけるオムニバス形式の総合科目「演劇と映画」で提供されたある講義に対し、産経新聞が執拗な批判を繰り返しています。授業で取りあげたドキュメンタリー映画が従軍慰安婦問題について偏った内容であると決めつけ、この授業の担当教員が外国籍であることを報じたため、ネット上では担当教員に対する不当な非難と中傷がエスカレートし、他方では、衆議院内閣委員会において某国会議員から当該講義を批判するような発言が行われたことで、広島大学にも多数の抗議が寄せられました。このような誹謗中傷は、担当教員の人権を著しく傷つけるものであり、決して許されるものではありません。法的手段にも訴える必要のある深刻な事態であると考えます。

 同時に、これは大学における学問の自由への重大な侵害です。学生と教職員の信頼関係の中で、多様な意見や考えを自由に出し合うことができる場を奪おうとする極めて憂慮すべき事態です。加えて、外国籍教員の排斥を呼びかけるこのようなヘイトスピーチは、「自由で平和な一つの大学」を建学の理念とし、世界に開かれた大学をめざし、国際社会で活躍できるグローバル人材の養成を果たすはずの広島大学にとって、また学問の自由を守り国際化をめざす日本の大学にとって、極めて重大な危機と言わざるを得ません。

 広島大学は未だに学外に対して公式声明を発表していません。確かに、現在進みつつある「改革」によって、大学は自治の精神を失いつつあることが懸念されますが、「自由で平和な一つの大学」という建学の精神を持つ広島大学であるなら、これらの攻撃から学問の自由と外国籍教員を守ることを毅然と表明できるものとわたしたちは考えます。

 こうした事態を重く見たわたしたち「今を考える会」は、6月18日に広島大学総合科学部において緊急集会を開催し、まず、ここに声明を発表して、学問の自由と外国籍教員の同僚を守ると同時に、あらゆる差別を断じて許さないことを強く決意するものです。そして、この声明への賛同を求め、多くの方々の連帯を広く呼びかけます。

 

                                 2014年6月20日

 

呼びかけ人(50音順)

青木利夫(広島大学大学院総合科学研究科教員)

淺野敏久(広島大学大学院総合科学研究科教員)

市川浩(広島大学大学院総合科学研究科教員)

隠岐さや香(広島大学大学院総合科学研究科教員)

河西英通(広島大学大学院文学研究科教員)

坂田省吾(広島大学大学院総合科学研究科教員)

崔真碩(広島大学大学院総合科学研究科教員)

辻学(広島大学大学院総合科学研究科教員)

西村雄郎(広島大学大学院総合科学研究科教員)

布川弘(広島大学大学院総合科学研究科教員)

平手友彦(広島大学大学院総合科学研究科教員)

カロリン・フンク(広島大学大学院総合科学研究科教員)

丸田孝志(広島大学大学院総合科学研究科教員)

水羽信男(広島大学大学院総合科学研究科教員)

Claude Lévi Alvarès(広島大学大学院総合科学研究科教員)

 

 

賛同者(50音順)

(別ページに表示します)

 

 

※本文冒頭の日付は声明文サイトアップロードの日付であり、声明文本体は2014年6月20日に作成されました。賛同者人数、賛同者氏名のみ随時更新します。

※現在、大学関係者を中心に賛同者の方を募っています。ご賛同頂ける方はABOUT USに記載された連絡先メールアドレスまでご連絡下さい。

皆様のご尽力のお陰で、私どもの予想を超えた多くの方々に声明へのご賛同をいただきました。そこで、声明の発表から一ヶ月を一つの節目として、賛同人募集を7月27日24時で一旦締め切らせて頂くこととします。

「今を考える会」は皆様から頂いた声を支えに、まずは足元である学内での意識共有を図り、このあとも根気強く活動を継続していく予定です。さしあたっては第二次の賛同人募集やイベントなども企画中です。その際にはまたこのサイトで告知させて頂くことになると思いますので、引き続きよろしくお願い致します。

賛同人募集第一次締め切りについて

2014

0711

賛同人募集を締め切りました

2014

0728

かねてより告知していたとおり、第一次の賛同人募集を締め切りました。下記の通り、数多くの方からご賛同いただきました。呼びかけ人一同、改めて心より御礼申し上げます。

今後の活動についてはまたこのサイトを通じて告知させて頂きます。引き続きよろしくお願い致します。

(補足:手違いにより賛同人の人数に数え間違いがあり訂正しました。失礼いたしました。 7/29)

上映会のお知らせ:『終わらない戦争』をみる

下記の通り、上映会を開催します。近隣にお住まいの皆さま、奮ってお越し下さい。

 

日時:2014年12月12日(金)17時

場所:広島大学東広島キャンパス総合科学部K棟109教室

アクセス: http://www.hiroshima-u.ac.jp/add_html/access/ja/saijyo4.html

 

主催:広島大学「今を考える会」

協賛:立命館・今に向き合う会、立命館大学コリア研究センター

 

趣旨:産経新聞によって問題視された映画『終わらない戦争』を観て、内容、背景などを多角的に捉えながら作品の意味を考える。

 

プログラム:上映後に三名のコメンテーターから専門的な立場でコメントを頂いて議論を深めます。

 

 

2014

1128

コメンテーター(アイウエオ順・敬称略)
 大池真知子(アフリカの文学とジェンダー、広島大学大学院総合科学研究科教員)
 勝村 誠(日本政治史、立命館大学政策科学部教員・立命館大学コリア研究センター長)
 高雄きくえ(ひろしま女性学研究所・日本軍「慰安婦」問題解決ひろしまネットーワーク共同代表)

 

 連絡先:「今を考える会」(imaksouka@gmail.com)

    【スパムよけのため@を全角にしています】

※プログラム内容更新:2014年12月1日

2014

1228

『終わらない戦争』上映会を開催しました

2014年12月12日に『終わらない戦争』上映会を行い、63名の方にご参加いただきました。上映会の様子は12月13日付の中国新聞により報道されました。

年末の慌ただしい時期にも関わらずお集まり下さった皆様に心より御礼申し上げます。

 

なお、当日は多くのコメントおよび質問をいただきました。会場にてお答えできなかったご質問について、今後Web上において掲載することを現在検討中です。続報をお待ち下さい。

それでは皆様、どうぞよいお年を。

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